実績/事例

会社名 | 株式会社利根川産業 |
所在地 | 東京都足立区入谷8-3-8 |
URL | https://www.tonegawa-s.co.jp/ |
利根川産業では、廃棄物収集から請求業務までを一元管理できる「収集プランナー 牛若丸(以下牛若丸)」を10年以上活用しています。
導入当初から現在に至るまで、このシステムは当社の業務改善に大きく貢献し、業務の効率化、コスト削減、サービスの向上など、多くの効果をもたらしてきました。具体的には以下の通りです。
1. 作業の標準化とルール化による業務の安定化
導入以前は、業務の多くがドライバーの経験や勘に頼っており、ルートの検討や作業手順にバラつきがあり、業務の属人化が問題となっていました。
牛若丸導入により、業務の標準化が促進され、例えば新人ドライバーもシステムの指示に従って業務に集中することができ、安定した品質のサービスを提供することができるようになりました。
また、万が一の際にも、誰がどの業務を行ったのかがデータとして残るため、業務の透明性が向上しました。
2.デジタル化による事務作業の効率化と人件費削減
導入前は、日報をすべて手書きで作成し、事務スタッフがそれを転記・集計するという非効率な作業が日常的に行われていたため、記入ミスや転記ミスが発生しやすく、修正作業や二重確認の手間がかかり、事務作業にかかる負担が大きくなっていました。
牛若丸の導入により、収集実績がすべてデータ化され、入金データまで一元管理されるようになりました。これにより、事務作業が大幅に削減され、手作業によるミスのリスクも軽減されました。
その結果、事務スタッフの負担が軽減され、人件費の削減にもつながりました。
また、請求事務についても、システムによる自動計算とデータ連携により、請求の正確性が向上しました。
3. データ活用による業務改善とコース最適化
牛若丸の導入により、収集実績データを活用して業務改善を進めることが可能となりました。 具体的には、収集ルートの最適化が行われ、無駄な走行を削減することで、燃料コストの抑制や環境負荷の軽減が実現しました。
システムによるコース最適化の効果は以下の通りです。
無駄な走行距離の削減
ルートをデータに基づいて見直し、より効率的なルートを構築します。
ドライバーの負担軽減
合理的なルート設計により、長時間労働や不必要な運転負担を軽減します。
新規顧客の追加対応が容易
収集ルートのデータ管理により、新しい顧客をスムーズにあらゆるルートへ組み込むことが可能です。
さらに、コースごとの生産性や収益性の分析ができるようになり、不採算やルートの見直し改善のための指標として活用しています。
例えば、特定のルートにおいて燃費が悪い、または収益性が低い場合には、ルートの見直しや営業戦略の変更を行うことが可能となりました。
4. 信頼性向上と顧客対応力の強化
牛若丸の導入により、お客様に対するサービス品質が向上しました。収集実績を正確にデータ管理できるため、請求書発行ミスを回避し、顧客からのお問い合わせにも迅速に対応することができます。
また、各社独自のカスタマイズ機能を活用することで、顧客の要望に応じた帳票作成やデータ出力が可能となりました。
これにより、顧客満足度が向上し、信頼性の高いデータを提供することで、顧客からの信用を得ることができ、当社のサービスの付加価値が向上しました。
5. システムの安定稼働と迅速なサポート対応
牛若丸は、当社が導入してから10年以上の期間安定稼働しており、業務に適したシステムとなっています。 廃棄物収集運搬業務において、システムの安定性は非常に重要であり、牛若丸は大きなシステム障害もなく信頼性の高い運用が可能となっています。
また、システムに関する問題や要望がある場合にも、サポート体制がしっかりしており、迅速な対応を受けることができるため、安心して利用し続けることができます。これにより、システム運用に関する不安要素が少なく、長期的に安定した業務運営を実現することが可能となっております。
今後の展開
牛若丸システムの導入により、作業の標準化・ルール化、業務の効率化、コスト削減、データ活用による業務改善、顧客対応力の向上、システムの安定稼働とサポートの充実といった多くの効果を得ることができました。
現在の業務効率や精度を考えると、もう手書きの日報に戻ることは考えられません。これからも牛若丸を活用し、業務改善とサービス向上に取り組んでいきたいと考えています。